ローンの返済は年数を変えられる?できるだけお得に返済しよう
住宅ローンはとにかく早めに返済するのがお得になります。余裕ができた時にはぜひ繰上返済がおすすめです。
繰上返済によって、毎月の返済額を減らすこと(返済額軽減型)もできますし、借り入れの期間を短縮すること(期間短縮型)もできます。
ローン返済のコツは、なるべく短期間で返済することです。言い換えればどれだけ利息を払わずに返済を終えるか、が鍵となるのです。
では、実際に繰上返済をすると、どの位得になるのかを例を挙げて見てみましょう。
例えば、借入額が3000万円、当初借入年数が30年、金利が3%、ボーナス払いはなし、毎月の返済額が126,481円という場合、残りの返済期間が28年の時に、100万円を繰上返済してみるとします。
まず「返済額軽減型」の場合ですが、残りの返済期間は28年そのままで、毎月の返済額は122,070円。そして、減少する利息額は477,723円となります。
それに対し、「期間短縮型」の場合、残りの返済期間は26年7ヶ月となり、毎月の返済額はそのままの126,481円。減少する利息額は1,259,860円となります。
このように、まとまったお金ができたら、100万円でも繰上返済すれば期間は短縮され、支払う利息額が大幅に減ることがわかると思います。
「期間短縮型」がお得なのはわかったと思いますが、それでも月々の返済額は変わらないので少し苦しいなと思ったら、はじめに「返済額軽減型」で月々の返済額を減らしてから、その後さらに「期間短縮型」で繰上返済するのも一つの方法でしょう。
あまり無理をせずに、自分のライフスタイルに合わせた返済をしていきましょう。現在の時点において、自分ができる範囲で一番得になる返済方法を考えればいいと思います。
なお、繰上返済をする際には手数料がそのつど必要になる場合があります。少額の繰上返済を何度か繰り返すと手数料もバカになりませんから、その点には注意してくださいね。