目的別融資と自由目的融資は何が違うの?

何か決まった目的があってそのためにお金が必要になった場合には、目的別融資(目的別ローン)を考えてみましょう。「目的別」なので、目的は特定されたものに限定されることが条件になります。主なローンに、住宅ローン、教育ローン、自動車ローン、ブライダルローンなどがあります。

例えば、自動車ローンだと、自動車の買い替えのほかに、車検や免許取得にも使えるローンがあります。また、新車を買うとより金利が低かったりといったものもあります。

また、ブライダルローンは、結婚式や披露宴だけでなく、引っ越しの費用や家具の購入など結婚生活をスタートさせるための費用にも使えます。

その他には、旅行のためのトラベルローン、また介護用機器の購入に充てられる介護ローン、学費や教科書代、留学費用などに利用できる教育ローンなど、さまざまな目的別融資があります。

それぞれ、使途がはっきり確認できるよう、証明書の提出が求められますし、審査も自由目的融資よりも厳しく、融資まで時間がかかると言われています。しかし、目的別融資と自由目的融資の何が違うかといえば、金利です。目的別だと低金利でお金が借りられるのです。

もちろん、金融機関によっては金利も違いますので、よく比較してより得なローンで融資を受けましょう。金利のタイプは、変動金利か固定金利から選ぶところがほとんどです。たいていは金利タイプを随時変更することができるので、市場の変動を見極めてうまく利用すればお得ですね。

一般的にいえば、簡単に審査が通ったり、手続きが楽だったりするところは、総じて金利が高いところが多いようです。少し手間がかかっても、審査が厳しいところを選ぶといいかもしれません。

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