家賃を払い続けるお金で住宅が買える!?結局どっちがお得なの?
よく、家賃を払い続けるのなら、そのお金で住宅を購入したほうがいいと考える人も多いでしょう。しかし、近年は不況続きで雇用も安定しておらず、長期にわたるローンを組むにも難しい人も多いはずです。また、災害で自宅が被害に遭ってしまうと、多大な損害になることもあります。そのため、賃貸で通すか、また、やはりマイホームを手に入れるかというのは、悩むところです。
結果から言って、どちらがいいかは考え方次第と言えます。なぜなら、賃貸にも住宅購入にも、メリットとデメリットがあるからです。
賃貸のメリットは、住宅購入にかかる多大なローンはなく、固定資産税もかかりません。気に入らなかったら引っ越しすればいいし、どこかが壊れたりしても、管理は家主に任せればいいのです。また、大きな災害があっても自分の資産ではないため、損失もありません。
それに対し、住宅購入では長期にわたる住宅ローンを抱え、固定資産税も払わなければなりません。また、もし何らかの理由で住めなくなっても、ローン返済中に住み替えるのは容易ではありません。また、壊れたらその都度修繕費がかかりますし、大きな災害が来た時には、多大な損失を抱えるリスクもあるのです。
しかし、そうは言っても住宅購入によるメリットは多いです。自分の好きなデザインや間取りを選べますし、何よりも自分の財産になることがうれしいですよね。また、住宅ローンが終われば自分のものなので住宅に払うお金は必要がなくなり、後々金銭的にゆとりがでます。
その点、賃貸では、自分の好きなように改造することもできないし、いいなと思うようなところは家賃も高額です。また、老後も賃貸だと、不安定な収入のなかから家賃を払っていくのは不安が残ります。
以上のように、それぞれのメリットとデメリットを考えると、人によっては賃貸がいい、となりますし、またある人にとっては絶対に購入がいい、となるでしょう。つまり、どちらが得か、という答えははっきりとは出ないのです。人によって、優先すべきポイントが違うので、自分が納得できる点をよくふまえ、賃貸か購入かを選択すべきだ、というのが答えとなるのではないでしょうか。